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2月 涅槃会 幸せは人任せでは得られない

涅槃図(ねはんず)を見たことがありますか? ご入滅された(お亡くなりになられた)お釈迦さまが頭を伏し、お釈迦さまの弟子や動物などが嘆き悲しむ様子が描かれています。
2月15日、この涅槃図を掲げて、お釈迦さまの忌日(きにち)(命日)の法要、涅槃会(ねはんえ)が孝道山で営まれます。
お釈迦さまはどのような教えを説かれたのでしょう。
孝道山ではこのようにお伝えしています。

「わたしたちは身の周りの物事を自分の思い通りにしたいと考えがちです。対して、現実というのは、自分の思うようにはならないことが多いもの。なぜなら、物事はいつも移り変わるからです。こうあってほしいという自分の思いと現実とのギャップ、苦しみ。周りの物事を変えることはできないかもしれません。しかし、自分が現実をどう受け止めるかは、変えることができます。思い通りにならないことを受け止める力、自分の心を穏やかに保つ力を身に付け、周りの人たちに思いやりをもって豊かなつながりを築くことが、お釈迦さまのいわれる幸せです。」

お釈迦さまの最期の教えに「自灯明(じとうみょう) 法灯明(ほうとうみょう)」があります。自分自身と教え(法)を灯(あか)りに進むという意味で、幸せは人任せでは得られず、頼りになる自分をつくっていくということです。長引くコロナ禍にあって、お釈迦さまの励ましのメッセージです。
涅槃会大法要は2月15日(水)午前10時から孝道山の本堂で行われます。

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